0
Shares
Pinterest Google+

アヌシー2016には、フランス国外からフランスアニメーションを映し出すことをテーマに構成された、「フランスアニメーション:ミラー効果」と題する映画祭初のフランスアニメーションにスポットを当てた特集プログラムがあります。今回、そのフランスアニメーション特集の見所に迫ります。

本特集は、下記する13のプログラムと5本のドキュメンタリー映画上映、そしてパネルディスカッションから構成されていて、様々な角度からフランスのアニメーションを知ることができ、フランスアニメーションを学びたい方達に大変有意義なものになっています。

13のプログラム

1: 名作映画

1908年から1999年にかけて制作された、フランスの名作短編映画を7作品上映されます。

2: リズム、カオス、世界観

Crossing Europe Film Festivalのプログラム担当のWiktoria Pelzer氏が、音楽と映像で表現するアートへの敬意を込めて選んだ大好きなアニメーション13作品が上映されます。

3: ハリウッドからの視点

Ron Diamond氏が選んだ短編映画10作品が上映されます。

4: アニメーション化された譜面

作曲家のAndrea Martignoni氏が、フランスの短編映画における音楽の重要性に光を当てたプログラムを用意しました。氏がセレクトした7作の短編映画が上映されます。

5: 隠れた名作達

1960年代から現在までの子供向けテレビシリーズの特集です。10作品が紹介されます。

6: テレビスペシャル作品

テレビスペシャルとして制作された「Houdini」と「Verte」の2作品が上映されます。

7: 卒業制作のベスト作品集

ドリームワークスの国際渉外担当であるShelley Page氏が、9つのフランスのアニメーション学校の過去15年間に渡る卒業制作の中から、15 作品を選び、フランスが輩出する才能の多様性を紹介します。

8: 「The Invisible Child」

リマスターされたAndré Lindon監督による「The Invisible Child」が上映されます。1984年の公開当時は、「見えなくなる子供」という映画タイトルが原因であまり上映されませんでした。本作品は、主人公が、ある夏休みに、海の近くで出会った人魚のような生物に恋をして、姿が見えなくなることを決意するストーリーです。

9: 2016:多作の年

惜しくも選考作品に選ばれなかった数多くの2016年度の応募作品短編の中から、映画祭実行委員回が選んだフランスで制作された短編映画5作品、2点の卒業作品、そしてミュージックビデオ1作品を公開します。

10: 家族向け短編映画

Lani Wever Schaer: Animatou (スイスのジュネーブで開催される国際映画祭) のMatilda Tavelli氏が選ぶフランスで制作された子供向け短編映画10本が上映されます。

11: 意外性に富むフランスアニメーション

カナダのCinémathèque Québécoiseのプログラム担当者であるMarco de Blois氏が、Norman McLaren監督 (「Begone Neighbours」や 「Pas de deux Dull Care」)  の作品のような映像体験ができるフランスの短編9作品を紹介します。

12: 東の風

東欧諸国の影響を受けた、もしくは東欧諸国と共同制作した短編作品が6作品上映されます。

13: 21世紀のフランスアニメーション

オランダのユトレヒトで開催されるオランダアニメーション映画祭の代表でありプログラム責任者であるGerben Shermer氏が選んだ2000年以降に制作されたフランスの短編アニメーション9作品が上映されます。

ドキュメンタリー5作品の上映

1: 「Le Rêveur éveillé」

Jean-Paul Mathelier氏による「Le Rêveur éveillé」は、 長編映画の「The Painting」や「A Monkey’s Tale」、そして、アヌシー2016で上映予定の最新作「Louise」など、監督兼作家であるJean-François Laguionie氏の全てに迫ったドキュメンタリー映画です。

2: フランスのアニメーション Part 1: Paul Grimault後のアニメーション

Paul Grimault氏は、長編映画「王と鳥」でフランスアニメーション映画に多大なる影響を与えました。彼の後継者であるJean-François Laguionie氏やJacques Colombat氏が本ドキュメンタリー制作に参加しています。

3: フランスのアニメーション Part2: スタジオと学校

Romain Delerps氏とAlexandre Hilaire氏による本ドキュメンタリーを通して、Folimage、Les Armateurs、Prima Lineaなどのスタジオを訪れ、プロデューサー達や教師達から昨今のクリエイティブシーンについて聞くことが出来ます。

4: フランスのアニメーション Part 3: 終わりなき可能性

Romain Delerps氏とAlexandre Hilaire氏による本ドキュメンタリー作品では、Florence Miailhe氏、Christian Volkman氏、Benjamin Renner氏などの監督が、自身の作品へのアプローチについて (伝統的な手法であれ、新しいトレンドあれ) それぞれ紹介します。

5: Michaël Dudok de Witが求め続けるもの

「The Longing of Michaël Dudok de Wit」では、完璧主義者として知られるMichaël Dudok de Wit氏の作品を探求します。本年度のアヌシーでは、長編映画「レッドタートル」が映画祭の初日を飾ります。

パネルディスカッション: 流れを変えた80年代から今日まで

Dominique Puthod氏による書籍「国際アニメーション映画祭:アニメーションの歴史50年」にちなんでCNCとCITAによって企画されたパネルディスカッションです。パネルディスカッションでは、如何にしてフランスがアニメーション制作で世界の上位3位に入ることができたのか、その要因を探ります。

パネルディスカッションの 5つのハイライト

  1. 「アヌシー:時代によって変わるイベント」スピーカー:Dominique Puthod氏
  2. 「1980年代と映像の次元」スピーカー:Jack Lang氏
  3. 「国内のオーディオビジュアル市場を取り戻す」スピーカー:Marc du Pontavice氏
  4. 「フランスとヨーロッパの長編映画の復活」スピーカー: Jacques Bled氏
  5. 「フランス的作風は存在するのか」スピーカー:Kristof Serrand氏
Previous post

2016年5月24日~30日

Next post

2016年5月31日~6月6日