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2016年9月13日から16日にかけて、フランスのトゥールーズにてCartoon Forumが開催される。Cartoon Forumは、ヨーロッパにおけるテレビ・新メディア媒体向けアニメーションの共同制作と配給の振興を目的に1990年に設立された。以来、680作品のアニメーションシリーズが合計23億ユーロの制作費を獲得することに貢献してきた。本年度は、約850人の業界人が、合計480時間にもなる独自性に溢れた新しいアニメーションシリーズの発表に耳を傾ける予定である。

22カ国から選ばれたプロジェクト

22カ国からの80プロジェクトが、選考を通過して本年度のCartoon Forumで発表されることになった。

国別:

選考通過企画を国別にみると、フランスが26作品と一番多く、イギリスの9作品、アイルランドの8作品と続く。また、企画が選ばれた国は、ベルギー、スペイン、ドイツ、北欧、ポーランド、クロアチア、ハンガリー、マケドニア、ラドビア、エストニア、ブルガリアなどヨーロッパ全体に広がっている。

また、本年度のCartoon Forumに選出された作品には、カナダで開催されたCartoon Connection Canadaで発表されたカナダのプロジェクト『Snowsnaps』ならびに、韓国で開催されたCartoon Conenction Asiaで発表された韓国のプロジェクト『Tori’s adventures』、『Slow Slow Sloth NEUL 』、『Bellboy Luke』が含まれている。

媒体別:

本年度は、半数を超えるプロジェクトが、テレビ配信だけでなく、携帯端末・ビデオゲーム・タブレット端末・インターネット配信などのクロスメディア展開を計画している。

対象年齢別:

全体の53%の作品が6-11歳の児童向け、4分の1の作品が2-5歳の就学前児童向けの作品になっている。残りの10%は、新しいターゲット層となる青少年向けの作品となっている。

若き才能:

若いタレント達向けのCartoon Springboard 2015で発表された3つのプロジェクトもCartoon Forum 2016で発表される。発表作品は、『Planet Z』、『The Wind-Ups』、『The Piracy of Princess Priceless』の3作品となる。

アイルランド特集

本年度のCartoon Forumは、初めての試みとして、1つの国にスポットを当てる。アイルランドが最初の特集国に決定し、アイルランドの8つのアニメーションシリーズ企画の発表に加え、朝食の時に行われるクロワッサンショーでのアイルランドのスタジオのプレゼンなど、Cartoon Forum開催期間中にアイルランドのアニメーションが常時紹介される。また、アイルランドのスタジオの送別ディナーパーティーも開かれる。

アイルランドのアニメーション業界は、アイルランドの音楽映像業界の3分の1を占める規模があり、その存在感は年々増している。また、アイルランドのアニメーションスタジオは、ディズニー、ニコロデオン、カートゥーンネットワーク、BBCに代表されるような国際的な放送ネットワークと協働してきている。昨今は、アカデミー賞、英国アカデミー賞、エミー賞、アニー賞などの名誉ある賞にノミネート作品として名を連ねるようになっている。尚、こうした業界としての成長は、アイルランド政府による映画やテレビに対する税制面での優遇などによって支えられている。

一般向けイベント「LES TOONS DÉBARQUENT!」

「Les Toons débarquent!」は、アニメーションを促進するために開催される地域密着 イベンドで、本年度は、9月9日から17日にフランスのトゥールーズにて、9月13日から11月6日にフランスのLanguedoc Roussillon Midi Pyrénées地域で開催される。

Cartoon Forumとは別に組織・運営され、それぞれの地域の家族や子供達が、その地域で制作された短編作品のセレクションを、監督と一緒に鑑賞する。イベント期間中に行なわれるアニメーションの野外上映会では、トゥールーズ市ならびに周辺地域で制作されたアニメーションに登場するヒーローの特集と、様々なアニメーションの技術を紹介するアニメーションが上映される。

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2016年8月23日~9月4日

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