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Spirit Seeker

(進捗状況: 構想段階)

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監督: Jericca Cleland / Bo Juhl Nielsen
プロデューサー: Charlotte De La Gournerie / Claus Toksvig Kjaer
脚本: Jericca Cleland / Mikkel Mainz
制作: Sun Creature Studio / Nørlum (Denmark)
対象: 子供 (7歳以上)
制作方法: 2D デジタル


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デンマークの2つのスタジオSun Creature StudioとNørlumがタッグを組んで待望の初のオリジナル長編アニメーション映画プロジェクト「Sprit Seeker」に取り組み始めました。NørlumのプロデューサーClaus Toksvig Kjaer氏は、お互いに2Dアニメーションの経験が豊富なスタジオなので、お互いの良さを反映し合えて、共同制作パートナーとして完璧にマッチしていると言います。Sun Creature Studioは、クラウドファンディングで成功を収めた2Dアニメーション「The Reward and Tales of Alethrion」の制作実績があり、Nørlumは、アカデミー賞ノミネート作品「Song of the Sea」ならびに様々な賞を受賞している「Long Way North」の制作に携わって来ています。「エモーション (感情) 」を題材にしたファンタジー世界「Sprit Seeker」の創造が、北欧デンマークの2つのスタジオによって、今まさに始まったのです。

プロジェクトの始まり

共同監督のBo Juhl Nielsen氏は、本作品のアイデアは「The Reward」シリーズについて話し合っている時に出てきたと言います。「『The Reward』にどうしたら、旅や冒険の気持ちや感覚、そして、何か強く感情に訴えかける様な物を取り入れることが出来るか話し合っていたのですが、何度か話し合っているうちに、『The Reward』とは別個に、もう少し若年層向けの新しいコンセプトで新規プロジェクトを考えてみたらどうだろう?という話になったのです。そして、私達全員が、『感情』の中へダイブするというアイデアに恋をしてしまったこともあり、長編映画プロジェクトとして動かそうと皆で決めました。」

感情が生き物の形に

Nielsen氏はCartoon Movieでのプレゼンテーションにて、「私達人間の多くは、常に『感情』が一体どの様な物なのか理解しようと努めていますよね。ですから、この映画は多くの人が共感出来る作品になると思います」と説明しました。そして、Nielsen氏が子供の頃に自身の気持ちに素直に行動してきたことを例に、作品の根幹部分について語ってくれました。「私が子供の頃、自分の感情に疑問を持ったことが無く、面白いことがあれば笑い、悲しいことがあれば泣きました。ところが、13歳位になってから自分自身の感情や気持ちに疑問を持ち始めるようになったのです。どうしてこんな風に感じるのか。どうしたらこの感情と上手に付き合っていけるのだろうかと。」多分、ほとんどの人が大人へと成長して行く過程で、Nielsen氏の様に自分の感情を持て余すことを経験するのではないでしょうか。この、人が成長過程で経験する自身の感情や気持ちとの向き合いが、「Sprit Seeker」の構想の根底にある基本的概念です。Nielsen氏と制作チームは、そこから、「思春期を迎える13歳になると、感情が具現化した不思議な精霊の様な生き物が、人の心から生まれ出る」という発想に辿り着きました。自分の感情が自分自身の身体から離れて、人とは別個の小さな生き物として生き始めるのですが、でも人 (自分) の感情と直結しており、「どうやって感情と向き合えば良いのかを学ぶ」という本作のストーリー構想を実現可能にしています。

ストーリー

ストーリーの主役であるFelinaが生まれる遥か前、感情への深い理解を持つ賢人Sprit Seeker達に導かれ、人々が精霊の生き物と暮らしていた時代がありました。Nielsen氏は、Sprit Seekerの存在について次の様に説明します。「Sprit Seekerは、精神と心の均整が取れた人達で、生活の感情的側面の複雑さを人々に説いて回っていました。Sprit Seekerによって、誰もがお互いを知っている信頼で築き上げられた開かれた社会が構築されていたのです。」

ところが、時を経て、この感情が具現化した精霊的な生き物を置き換える技術を、都市に住むある人物が発明します。面倒で持て余しがちな感情に対応するのではなく、この生き物を結晶化して瓶に封じ込めることを可能にしたのです。幸せを感じたい場合は、喜びを、リラックスしたい時は、安らぎを差し込めば良いのです。都会では、13歳の誕生日を迎えると、この生き物を結晶化してしまうため、精霊と一緒には暮らしていません。人々は、感情と向き合うことはせず、彼らがその時に必要と思ったか、もしくは欲したかを基準にして、感情を選ぶようになりました。

そして、Felinaは13歳を迎え、彼女の不思議な生き物が結晶化されるその時を心待ちにしていました。ところが、事は彼女の思った様に進まず、彼女の不思議な生き物は結晶化しないで元気に自由に動き回り、その事実は、結晶化の技術ならびに都会の生活を脅かしてしまいます。結果、彼女は都会から逃げ出さないといけなくなり、都会の外に広がる原野へ、Felinaは世界の真実を明らかにして世界の均整を取り戻す冒険の旅に出ることになります。そして、その道中にFelinaは新しい友達が出来て、色々な人々や生き物にも出会って行きます。

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Felina and Winfred

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Felina and Golden Spirit (Left) Golden Spirit Design (Right)

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Manlord Brian (Left) Manlord Adam (Right)

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Manlord Charles (Left) Manlord the 3rd (Right)

ビジュアルの制作と脚本の執筆

本作品は、まだ構想の初期段階ではありますが、そのストーリーとコンセプトアートは非常に魅力的です。Nielsen氏はコンセプトアートの制作について、「基本的に全て私のアイデアですが、スタジオでチームメンバーと一緒に意見を出し合うことで、感情にどうコントラストをつけるか決めました。この色合いが感情というテーマに合っていて自然だなと思いました」と言います。そして、Nielsen氏は、「私達はプロット (トリートメント) と脚本を執筆中なのですが、この作業はJericcaとClausと卓球のラリーをしているみたいな感じで進めています。お互いの意見を交換しながら、このストーリーの本質を見定めようとしているところで、私達はまだコンセプトの非常に初期の段階にいます」と続けました。

なお、Sun Creature StudioのプロデューサーCharlotte De La Gournerie氏によると、現在、脚本の執筆を進めるための資金ならびにプロジェクトパートナーを探しているとのことです。

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